マンション購入価格の年収別目安

2017-11-08
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不動産の購入には多額の費用がかかります。

そのため、年収に見合わない高額の物件を購入してしまうと、ローン返済に苦労することになってしまいます。

そこで、どのくらいの価格のマンションが自分にふさわしいのか、年収別に目安を確認しておきましょう。

最後に、価格別にマンションを紹介しています。

自分の年収で手に入る中古マンションの例を見てみてくださいね。

中古マンション選びのイメージをより具体化させることができるでしょう。

 

 

 

ローン返済がスムーズにできるかどうかをチェックしたい

マンション購入価格が適切かどうかを判断する際には、ローン返済がスムーズにできるかどうかをチェックする必要があります。

ローン返済が家計を圧迫するようだと、その他の支出が制限されかねません。

幼い子供がいる世帯では教育費がかさんでいく傾向が見られます。

子育てがかなり進んでいる世帯では、退職年齢が近づいて年収が減ることも想定する必要があるでしょう。

今の家計だけでなく、将来のライフプランも考慮に入れながら返済計画を立ててください。

マンションの購入価格の目安は年収の5倍程度とされています。

年収800万円であれば4,000万円前後のマンションがふさわしい計算になります。

もっとも、住宅ローンを組んでマンションを購入する場合は、ローン金利によって返済総額が変わってきます。

低金利のうちに固定金利で住宅ローンを組むことができれば、年収の5倍を超えるマンションでも購入できるチャンスがあると言えます。

ローン返済額は、年収の3割以下に抑えたいところです。

年収800万円なら年間240万円、月々20万円をローン返済に充てられる計算です。

35年ローンであれば総額240万円×35年=8,400万円のローンを返済できることになります。

8,400万円と聞くとかなり高額のマンションを変えると感じるかもしれません。

しかし、この額はマンション価格ではなく、ローンの返済総額です。

金利を含めた額となっているため、実際に購入できるマンション価格は8,400万円よりも低くなる点に注意してください。

数%の金利でも住宅ローンは高額の借り入れとなるため金利額は膨らみます。

例えば金利3%で5,000万円を借り入れると、初年度だけで150万円の金利が発生するのです。

 

 

 

 

築年数の経った中古物件ならローン完済までに住み替えの可能性も

築年数の経った中古マンションなら、価格を抑えることができます。

予算内で希望のエリアにマンションを購入したい場合には候補となるでしょう。

ところが、築30年以上などのマンションの場合、ローン完済までに住み替えの必要が出てくる可能性があります。

住み替えとなればマンションを売却して新しい不動産を探さなければなりません。

築年数がさらに経過すれば高額での売却は期待できない以上、将来に二重ローンを背負うことも考えられるのです。

そのため、築年数の経った物件を購入する際には、ローン返済額に余裕を持たせておく必要があります。

中長期的な視野で家計支出に過度な負担が生じないかをよく考えてくださいね。

 

 

 

ローン返済額と合わせて維持費や駐車場代、教育費等にも要注意

中古マンションを購入する際、ついつい背伸びしてローン返済額を多くしてしまいがちです。

マンションを購入すると家賃がなくなるだけに、賃貸暮らしからの住み替えを検討している人は特に要注意です。

もちろん不動産を購入すれば、それまで支払っていた家賃をローン返済に回すことができます。

しかし、管理費や修繕積立金と言った維持費やガス器具等の設備交換費用などは自分で負担する必要があります。

このほかにも、駐車場代がかさむケースなどもあり得ます。

ローン返済と合わせて発生する費用を支払いながらも家計に余裕があるかどうかを検討する必要があるでしょう。

また、子供の教育費等に十分なお金をかけられるかどうかもチェックポイントです。

中古マンション購入で背伸びをすれば、他の支出を切り詰めなければならないことも考えられます。

予算よりも少し価格を抑えた中古マンションを選択しておけば、他の項目に費用を多めにかけることができます。

どの部分に費用を優先的に回すのかを、家族の間でしっかり話し合っておくべきですね。

 

 

 

年収アップを見越した購入はハイリスク

実際にマンションを購入している世帯を見てみると、

目安とされる年収の5倍以内に物件価格が収まっていないケースが少なくありません。

背伸びをして不動産購入するケースが多いのです。

この中には、年収アップを見越した購入もあるでしょう。

購入当初は5倍以上の値でも、年収が上がれば5倍以内に収まることがあるからです。

しかし、年収アップを見越した購入はハイリスクと言えます。年収は必ずしも上がるとは限りません。

年収がほとんど上がらない場合や、逆に下がる場合、

最悪のケースだとリストラに遭うなどして年収がゼロになることも考えられるのです。

住宅ローンの返済が滞れば、せっかく買った不動産を差し押さえられてしまいます。

年収アップを見越さず余裕を持ったローン借り入れをしていれば、

貯蓄を取り崩したり、失業給付を活用したりして返済を続けられる確率が高まります。

無理のある「背伸び購入」は避けるようにしてください。

 

ここからは、目安とされる「年収の5倍」で購入できる中古マンションの具体例を見てみましょう。

自分の年収に合った部分をチェックし、希望条件を考えるうえで参考にしてください。

価格はいずれも2017年7月30日時点です。

 

 

 

年収800万円クラス―都内4,000万円マンションの例

【府中八幡町ダイヤモンドマンション(3,780万円)】

築年月:1996年3月

専有面積:61.91㎡

間取り:3LDK

交通アクセス:京王線「府中」駅(特急停車駅)徒歩6分

管理費:12,760円/月

修繕積立金:12,780円/月

 

都心部への通勤に便利な特急停車駅の3LDKマンションです。

築20年を超えていますが、大規模修繕を実施しているため安心です。

維持費がやや高い点が気になりますが、

4,000万円マンションでもファミリーで住むことができる交通利便性の高い物件です。

 

 

年収1,000万円クラス―都内5,000万円マンションの例

【目黒青葉台グランドハイツ(5,200万円)】

築年月:1995年9月

専有面積:60.89㎡

間取り:2LDK

交通アクセス:JR山手線「渋谷」駅徒歩12分、京王井の頭線「神泉」駅徒歩3分

管理費:11,600円/月

修繕積立金:8,120円/月

 

オートロック、宅配ボックス有で渋谷駅徒歩圏内のマンションです。

子育て世帯はもちろん、子供のいない世帯にもオススメできますね。

先述の4,000万円マンションと専有面積や築年数はほぼ同じですが、都心部への距離が近いと言えます。

 

 

年収1,500万円クラス都内7,500万円マンションの例

【オープンレジデンシア南青山骨董通り(7,580万円)】

築年月:2013年9月

専有面積:57.91㎡

間取り:2LDK+DEN

交通アクセス:各線「表参道」駅徒歩10分

管理費:12,415円/月

修繕積立金:3,760円/月

 

年収1,500万円ともなれば、人気エリアの築浅マンションが手に入ります。

複数の地下鉄路線を利用できるため、通勤・通学利便性も高いですね。

築浅であるため修繕積立金が安く、維持コストを抑えられるメリットもあります。

オートロック、宅配ボックスはもちろん、ゴミ出しを24時間行うことができるなど忙しい世帯でも暮らしやすい物件です。

 

 

いかがでしたか。ここで取り上げた物件はほんの一部にすぎませんが、

年収ごとにどの程度のランクのマンションを購入できるのかを感じていただけたかと思います。

どうしても年収よりも良い物件を購入したい、という場合でも無理なローンを組むよりもまず、

早目に不動産探しを始めてお得な中古マンションとの出会いを待ってみると良いでしょう。

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